歯科医師との結婚を考えているひと「歯科医師と結婚したらどうなるのだろう。友達には『勝ち組』と言われたけど…。歯科医師と結婚するメリットとデメリットを知りたい。」
本記事ではこういった疑問にこたえます。
✔︎ この記事を書いたひと
この記事を書いているわたしは歯科医師です。
歯科医師と付き合っていたり結婚を考えてる人から、
「歯科医師と結婚するデメリットはなんですか?」と質問されることがあります。
そこでこの記事では「歯科医師と結婚するメリット・デメリット」を解説します。
私は歯科医師として仕事しているため、周りに歯科医師の友人がいます。
そのためそれぞれの結婚生活の話を耳にする機会もたくさんあります。
この記事を読むと、歯科医師との結婚を考えている人が「歯科医師と結婚して後悔しないため」の一助になると思います。
■ もくじ
【歯科医師と結婚したらどうなる】後悔する前に知っておきたいデメリット【勝ち組?】
歯科医師と結婚するときのデメリットは次の4つです。
①:忙しい
②:経営が安定しない
③:女性の多い職場
④:お金持ちとは限らない
⑤:価値観のちがい
①:忙しい
シンプルに歯科医師は忙しいです。
正確には時間拘束が長いと言い換えることができます。
・土日休みじゃない
・長期休暇が取れない
このようなことが多いので、時間が取りにくいです。
そのため、「子育て」や「夫婦の時間」…関して揉めている夫婦を何組もみます。
②:経営が安定しない
開業した場合、歯科医院の経営が安定するとは限りません。
むしろコンビニより多い歯科医院経営はリスクもあります。
勤務医の場合は経営する必要ありませんが、勤務している病院の経営状態によって雇用が左右されます。
当たり前ですがラクをして安定した生活を手に入れることはできません。
✔︎ 行政のフォローも少ない
開業している場合は行政のフォローも少ないです。
特に法人化しておらず個人事業の場合は厚生年金や労働基準法などの保護を受けることがうけにくく、ブラック労働になりやすいです。
参考:歯医者と結婚したい人は知っておきたい「歯科医師が結婚できない5つの理由」
③:女性の多い職場
歯科業界は女性の多い職場です。
歯科医師は男性のほうがやや多いですが、歯科衛生士や歯科助手はほとんどが女性です。
個性豊かなひともたくさんいるので、歯科医師にとっては人間関係がなやみのひとつです。
また、女性が多い分、男性の歯科医師が歯科助手と不倫している…なんて例はよくあります。
パートナーとの信頼関係は重要です。そうでないと、不安な日々を過ごすことになってしまいます。
④:お金持ちとは限らない
歯科医師はお金持ちと思われることがありますが、そうとは限りません。
身の蓋もない話ですが、人によります。
歯科医師の免許だけでは稼ぐことができないからです。
300万円の歯科医師もいれば数千万円稼いでいる歯科医師もいます。これらには治療スキル、経営センス、実家のパワー…といった様子が複雑に絡み合います。
もちろん中にはとんでもないお金持ちもいます。
参考:【歯医者ってお金持ち…?】実家が太い歯科医師のエピソード 5選
多くは実家がお金持ち(実家太い)ひとですが、これに関しては運が全てです。
✔︎ どのくらいが「お金持ち」なのかは人による
どれくらいの資産があればお金持ちなのかは人によります。
いくらで生活できるのか、満足できる生活レベルはどれくらいか…は自問自答しておくことが大切です。
上を見ればキリがありません。
参考:【歯科医師の年収はいくら?】歯医者がわりと詳しく解説します【開業・勤務・女医のリアル】
⑤:価値観のちがい
これは歯科医師に限らず言えることですが「価値観のちがい」は無視できません。
価値観が違いすぎると結婚してもうまくいきません。
完璧に合わせることができれば良いですが、多くの人はストレスだけが貯まっていきます。
・お金の使い方
・両親や兄弟との関係
このあたりは重要な要素です。
特に医療系の一家の場合、割とプライドも高く独自の価値観が確立されていることがあります。
周りには、嫁姑の関係がうまくいかずに破綻した夫婦が何組もいます。
これだけ書くと歯科医師との結婚はリスクが多いと思いがちですが、下記のようなメリットもあります。
相手のことを本当に好きなのであれば結婚するメリットの方が大きいです。
歯科医師と結婚するメリット【勝ち組かどうかは自分次第】
次のとおりです。
①:社会的な地位を得られる
②:収入はゼロになりにくい
③:医療系の人脈ができる
④:手先が器用
⑤:歯の健康が保てる
歯科医師との結婚は勝ち組…なんていう人がいます。
ですが、「これらのメリットをプラスにとらえられるかどうか」なので、勝ち組かどうかは人それぞれです。
①:社会的な地位を得られる
社会的な地位を得ることができます。「歯科医師」という資格は国家資格です。
6年間大学に通い、国家試験を合格しなければ歯科医師になることはできません。
国家試験の合格率は60%〜70%と医療系国家資格の中ではわりと難関です。
上級国民では全然ないですが、ある一定の社会的評価はあります。
そのため、結婚相手も「歯科医師の配偶者」という目で見られることもしばしばあります。
②:収入はゼロになりにくい
歯科医師の場合、無収入にはなりにくいです。働く場所に困ることはあまりないからです。
求人サイトを見ても歯科医師の募集は常にあります。
もちろん歯科医師として働く意思がなければ収入はゼロになりますが、働く意志さえあれば働く場所がたくさんあります。
✔︎ 身体が資本
歯科医師として働けなくなる理由のひとつは「身体」が原因によるものです。
歯科医師は「身体が資本」の仕事です。極論、事故などで腕を失ってしまうと働くことができません。
周りでは就業不能保険に入っている歯科医師もいます。
③:医療系の人脈ができる
医療系の人脈が濃くなる場合があります。
歯科業界は狭い業界で、歯科医師の人間関係は歯科関係がどうしても多くなります。
セミナーや学会だけでなく歯科医師会の行事などに参加することもあるので、そのときに人脈が広がったりします。
どの業界にしても知り合いがいたほうが後々メリットになる可能性があります。
④:手先が器用
歯科医師は手先が器用です。正確にいうと、不器用だった歯科医師も一定水準までは器用になります。
毎日細かい作業をしているので手先を使う作業にいやでも慣れてきます。
そのためちょっとした日曜大工なんかは簡単にこなしてしまう先生が多いです。
歯を抜く技術や削る技術は日曜大工に応用できます。
壊れたものを直したり、便利なものを作る能力って日常生活でも重宝されます。
⑤:歯の健康が保てる
歯科医師は歯への意識が高いです。
そのため周りにいる人の歯の意識も高まる傾向があります。これは大きなメリットです。
結果、歯の健康を保つことができます。
・歯の磨き方
・使う歯ブラシ
・使う歯磨き粉
歯科医師と結婚するとこのあたりはベストグッズを教えてくれます。
歯への意識は「デンタル IQ 」と言われ、歯科関係者はこのデンタル IQ が高い人が大好きです。
何より歯は、笑ったり、話したり、食べたりする上でとても重要なパーツです。綺麗にしておくことに一つの損もありません。
歯科医師との結婚では1本芯をもつ【お金目当ては後悔する】
今回の記事をまとめます。
✔︎ 歯科医師と結婚する【デメリット】
①:忙しい
②:経営が安定しない
③:女性の多い職場
④:お金持ちとは限らない
⑤:価値観のちがい
✔︎ 歯科医師と結婚する【メリット】
①:社会的な地位を得られる
②:収入はゼロになりにくい
③:医療系の人脈ができる
④:手先が器用
⑤:歯の健康が保てる
歯科医師と結婚するメリット・デメリットを紹介しました。
一番大切なことは自分の中に「芯をもつ」ことです。
性格が好き、顔が好き…なんでも構いません。芯さえしっかりしていれば、デメリットも乗り越えることができます。
ただし歯科医師との結婚で「お金目当て」の場合は失敗する可能性もあるので注意してください。
医療系の仕事の中でも、歯科医師の平均所得は低めです。そのためお金を目当てに結婚すると、こんなはずじゃなかったと思う可能性があります。
身も蓋もない話ですが「相手のことが好きかどうか」はしっかり確認してくださいね。
歯医者は希少ではある
あまり儲からないといっても、歯科医師の人数は全国で10万人。
サラリーマンが4000万人近くいるので、歯医者と出会うこと自体かなり希少です。
もし出会うことがあったら、それだけでかなり珍しいと思ってください。
今回は以上です。