歯医者の予約を無断キャンセルしてしまった人「歯の治療中だけど、歯医者の予約を無断キャンセルしてしまった。気まずい…このまま同じ歯医者に通うべきかな。なんて連絡したらよいのだろう」
本記事ではこういった疑問にこたえます。
歯医者を予約していたのに無断でキャンセルしてしまうということはありますよね。
✔︎ 記事を書いている人
筆者は歯科医師です。
私は歯科医師として、予約を無断でキャンセルしてしまう患者さんを沢山みてきました。
そこでこの記事では無断キャンセルしてしまった患者さんがそれでも歯医者に通うべき理由、無断キャンセル後の連絡方法…までまとめて解説します。
この記事を読めば無断キャンセルしてしまった患者さんが、 今まで通り通うための少しの助けになると思います。
■ もくじ
【ブッチ】予約を無断キャンセルしても歯医者に通うべき理由
結論「歯をきちんと治すため」です。
歯を治す
治療中の歯は途中で放置しても良くなりません。
歯は自然治癒能力がほとんどなく、治すためには歯医者で治療を受けるしかありません。
虫歯、歯周病…一度かかってしまうと自力で治すのは至難の技で、少しずつ症状が進行することも多いです。
無断キャンセルをしてしまったとしても、歯を治すためにしっかり歯医者に通いましょう。
同じ病院でみてもらって
同じ病院で診てもらう…というのもポイントです。
治療開始からの経過をわかっているので、計画をたてて治療しているからです。
・今日はここの虫歯を治して、次はあっちの虫歯を治す
・神経を取った後が良くなってきたから、今日は別の薬で埋める
・歯の型取りをしたから、次に被せものを装着する
このように順序立てて、治療しています。
とはいえ先生に対して不信感がある場合は別の話です。その場合は歯科医院を変更するのも一つの手です。
歯は全身の健康に関わる
歯の健康は全身の健康につながります。
歯周病は心臓病、糖尿病、鬱病などとの関連を指摘されたりしています。
シンプルに噛むだけではなく、笑う話すといった日常生活にも関わりますよね。
歯をしっかり治療するということは生活の質に直結します。
気まずさを乗り越える【無断キャンセルの先へ】
歯を治す大切さはわかったけれども、実際に無断キャンセルえおしてしまうと患者さんとしては気まずくなります。
無断キャンセル後の電話【テンプレ】
以下のように電話して次の予約を取り直しましょう。
△月△日△時に予約していた○○です。
急用が入ってしまい、行くことができませんでした。申し訳ありません。
次回の予約を取りたいのですが、よろしいでしょうか?
この通りに伝えれば問題ありません。
次回の候補日は複数用意しておくとスムーズに予約が取れます。
✔︎ 予約の無断キャンセルには慣れている
歯医者としては無断キャンセルには慣れています。誰でも急用が入ったり忘れたりすることもあります。
キャンセルしてしまうことよりも、その後しっかりリカバリーするという姿勢が信頼構築につながります。
無断キャンセルを繰り返さない
無断キャンセルは繰り返さないようにしましょう。
歯医者としてはその時間を空けて待っているわけですから、無断キャンセルは機会損失につながります。
・あの人予約の時間に来るかな
・そういえばこないだも無断キャンセルしてたな
このように思われないように注意しましょう。
✔︎ 予約が取れなくなる場合も
歯科医院によっては無断キャンセルを繰り返すと、次の予約は受け付けない…というところもあるようです。
忙しいときでも、事前に連絡するようにしましょう。
どうしても気まずいときは…
どうしても気まずくて同じ歯医者に行けないときは、歯医者を変えるしかありません。
その場合は治療の経過をしっかりと次の歯医者さんに伝えましょう。
いつから治療して、どのような症状があって、今の状態はどうなのか。
できるだけ細かく伝えることが大切です。
✔︎ 治療経過は歯医者で共有できない
今の制度では、どこでどんな治療をしていたのか…歯医者から調べる術はほぼありません。
そのため患者さんの口から治療の経過を説明してもらわないと、治療に関して不明な点が多すぎます。
そういった意味でも私歯医者さんに通い続ける意味はあると思います。
とにかく歯を治そう
今回の記事をまとめます。
・無断キャンセルしても歯の治療は続ける
・同じ病院で診てもらうのは大事
・不信感がある場合は歯科医院の変更もあり
・無断キャンセルは繰り返さない
・歯の治療はマジで大事
こんな感じです。
歯の治療は長引けば長引くほどお金も時間もかかります。
ぶっちゃけ通うことは面倒ですが、きっちり通いきってしっかり治しましょう。
歯医者に行かなくなるのはNG
繰り返しになりますが、気まずいからといって歯の治療を中断してしまうのは NG です。
どうしても今までの歯医者に通えない場合は別の歯医者で治療してもらいましょう。
今回は以上です。